美ヶ原も暖かくなって来ました。
今回はこれからやってくる最高にわくわくするシーズンをお伝えしたいと思います。
放牧の見ることのできる期間は10月中旬まで。
天気のいいときは本当に気持よさそうで羨ましい限りです。
ああ、あんな風に牧場でゆっくりしたい。
でもね。美ヶ原は自然放牧なので牛舎がありません。雨が降ってたり、風が吹いたり。
時には嵐が来たり。雷の日もあります。
そんな時は牛さんたちは林の中に入って身を寄せ合って過ごします。
つらいときはみんなで協力して乗り切るんです!
そんな牛さんの放牧開始から梅雨に入り美ヶ原の高山植物のはじまりを告げるレンゲツツジの開花の時期を迎えます。
レンゲツツジは花が開くよりも蕾の方がギュッと力強くて赤が強いです。
レンゲツツジは別名ウマツツジ・ベコツツジという名前を持っています。
ん???
うま??ベコ??牛??鹿はないの??
レンゲツツジは身を守るために動物に対する毒を持っています。
牛や馬、美ヶ原なら鹿に食べられてしまわないように自分の身を守っているんですね。
牛さんや鹿さんが食べないので牧場の中にレンゲツツジの群生があったりするんです。
こんな感じです。↓↓↓
例年だと6月中頃(梅雨入り後ころ)から山の中腹のツツジが咲き始めだんだんと山頂に上がってきます。
今年は梅雨入りが早いので見ごろは早まる??
下の写真は山頂付近ホテルから王ヶ鼻へ向かう道の途中です。
梅雨って雨降りになる日が多いので避ける人もいるんですが本当は素晴らしいシーズンでして
美ヶ原の梅雨は雨が降ったらツツジが綺麗。
晴れれば山が綺麗。
どっちに転んでも綺麗。外れのない時期なんです。
素晴らしくないですか??
それと、レンゲツツジは花びらの厚みがないので、太陽の強い光が当たると色が飛んでしまって色が薄くみえてしまいます。
小雨のなか、傘をさして優しい雨音を聴きながら
しっとりと雫をまとった色の濃いツツジのなかを
木と土と雨のにおいを感じながら散歩する。気持ち良いですよ。
雨上がり、栄養をもらって元気になった木々。日に日に鮮やかになっていきます。
晴れ間続きだと大気の中に塵やほこりとか不純物が飛んでいるんですが雨が降るとそれら全てが地面に帰って
クリアな景色が現れます。
満天の星空
天の川もこれから見ごろの季節。
夜の冷え込みも緩やかになってくるので長い時間、外で空を見上げることが出来ます。
夕焼け空
低い雲には太陽の光が当たっていないので暗く
高い雲には太陽の光が当たっているので焼けています。
あれ??
誰か写ってますね。この後ろ姿はたぶんフロントスタッフ中野さん。
いや、絶対そう。モンベルのフリースを着た後ろ姿。
きっとあれの為に写真撮ってるはず。
そう、彼女が担当している公式Instagram
https://www.instagram.com/ougatou_hotel/
毎日更新しています。毎日ですよ!毎日!
私には出来ません。無理です。しかもあんなに沢山写真載せて。頭が下がります。
本当にすごいと思います。どんだけ時間かかってるんだろ??
すごいよ。えっつん。
この場をお借りして。中野さんいつもありがとうございます!!
なんだか宣伝みたいになってしまいましたが
これからの美ヶ原の季節の魅力を私なりに書かせて頂きました。
伝わるといいな。すごく良いところだから。
フロント 脇田