投稿日:

本日の気温 ~ 朝 : -1.0℃  昼 : 0.4℃  夜 : -0.5℃

今朝の天気予報は雲が多めですが、けして悪くはありませんでした。

明け方は雲が多く星空は観られなかったのですが、なんと、6時を過ぎた頃から雪が降り始めました。

道路の雪はすぐに溶け交通に支障は御座いません。

 

6:43AM 展望テラスから。雪降りです。
降り始めてしばらく経っていますので、テーブルや椅子にもつもり始めています。

 

8:36AM ホテル前庭の道にもしっかり雪がつきました。

 

「今日は雪降りですね。」

 

雪の窓辺。

 

雪が降る中、40名ほどのお客様が「王ヶ鼻展望ツアー」に出かけられておりました。
さぞかし寒かったことでしょう。でもこんな体験なかなか出来ないですからね。
皆さん、お戻りになると暖めておいたラウンジで暖を取っていらっしゃいました。

 

お泊まりのお客様がお帰りになる前に、なんとか晴れてこないかと空模様を伺っておりましたが、
駅便の出発する11:15までに青空が戻ることはありませんでした。

 

12:13 天候が一気に回復し始めたのはお昼を回ってから。
辺りが雲に隠されている間に、道に積もった雪は地熱で融けてしまっていました。

 

~ 間髪入れず、同時に撮影した写真をいくつか掲載致します。

 

 

風景が劇的に変化してゆきます。

 

吹き飛ぶように消えてゆく雲。

 

12:15 ついに太陽が雲から抜け出しました。

 

ー ー ー ー ー

 

午後の美ヶ原は、午前中とは別世界。
朝の雪降りがまるで別の日の出来事だったかのように晴れました。

 

夕方は西の北アルプス稜線に低い雲が真一文字に広がり、
16:46 夕陽はその中に消えてゆきました。

 

夕陽が沈むとほとんどのお客様はホテルにお戻りになり、
17:00からウェルカムドリンクを楽しんでいらっしゃいました。

 

夕暮れの空には金星が輝き、それに負けじと松本の街の夜景が輝き出す頃、
アルプスの上の雲は消え、オレンジ色に染まる空にシルエットになった山々が凜々しい姿を見せてくれました。

 

と、ここまでの情景は、勤務時間中にお客様をお部屋に案内しながら見ておりましたので、
写真がございません。お見せできなくて残念です。

 


 

【お蔵だし】

昨日未掲載の星空写真をどうぞ。

 

10月28日 3:00AMから15分間。
テレビ塔と北天の空、月と天の川の星達。

 

【星空情報】

今週は明け方の水星を観察するのが楽しみですね。

太陽系の星達は週の曜日にも当てはめられておりますが、
月、(火)、水、木、金、土、日 ~ 現在太陽の近くにある火星以外は一日に全部見ることが出来ます ! !
皆さん、ぜひ、六曜日の惑星 ( 月と太陽もありますが ) コンプリートしてみて下さい。

 

~本日の担当は関川でした~

投稿日:

本日の気温 ~ 朝 : 2.1℃ 昼 : 4.7℃ 夜 : 2.1℃

日射しがたっぷり届く時間もありましたが、総じて雲の多い一日でした。

高原の景色も見えたり、隠れたりの繰り返しです。

午前中は、天気が良いのにお客様をお見送りしていると、バスが霧の中に消えてゆくような日でした。

午後になるにつれ雲が多くなり、夕陽の沈む頃には太陽が見えなくなってしまいました。

気温はプラスですが、風が冷たく体感気温は0℃くらいでしょうか。

ブログを書いている現在 (18:30) 上空を雲が流れ、時折、木星や土星、フォーマルハウトなどが見え隠れしています。

夕食前に数組のお客様に、ドブソニアン望遠鏡で木星と土星をご覧頂くことができました。

 

~夜明け前の星空~

 

天気予報や、CSWの雲の動き予測では今朝は雲もなく星空観察日より。

もともと早起きするつもりではおりましたが、(虫の知らせでしょうか?)

目覚ましより早く目が覚め、3:00AM前には王ヶ頭山頂で写真を撮っていました。

 

2:45AM ~ 10分間 松本の夜景と西の星空
10月21日に撮影したときは月が画面に入っていましたが、今日はもうすぐ下弦を迎える月が背後にあります。
遠く北アルプスの山々も冠雪し、月明かりに光って見えます。

 

3:20AM ~ 15分間 北極星を中心に据えた正円。

 

撮影を終えてホテルに戻り、「今日は蟹座のお客様がいれば蟹座のプレセベ星団でも見よう」
などと考えてドブソニアン望遠鏡を準備していると、
次々に雲が沸き立ち、辺りが見えなくなってしまいました。(早く起きておいてよかったー)

 

 

~今朝の日の出と山々~

 

一度撤収して早々と朝食を済ませ、日の出の時間に外に出ました。

 

5:42AM 富士山には笠雲がかかっていました。

 

同じ時、浅間山と雲海。

 

東の稜線に雲が有り、定刻よりやや遅れて日の出です。
さらに上空には厚い雲が遠くまで広がっています。

 

6:04AM 本日の日の出です。雲海が迫力あります。

 

6:17AM 厚い雲の上の出た太陽。

 

その間に撮影した周りの山々の写真。

 

6:09AM 白馬岳モルゲンロート。

 

6:14AM 冠雪の乗鞍岳。

 

 

~本日の担当は関川でした~

 

 

投稿日:

本日の気温 ~ 朝:3.6℃  昼:5.3℃  夜:4.1℃

思わず油断したくなるほど寒さがゆるんだ一日。

今日は決していいお天気ではありませんでしたが、ここ数日では暖かく感じる一日でした。

 

~今朝の美ヶ原は雲の中~

日の出前から朝カフェでお待ちになっていた方も多かったのですが、

6時を過ぎても日の出を見ることが出来ませんでした。

雨は降っていませんでしたから、今朝の「王ヶ鼻展望ツアー」には沢山の方がお出かけになり、

出発バスも2台でした。

太陽がようやく雲の中から現れたのは、ちょうどツアーに出発する頃。

 

6:24AM 辺りを包んでいた雲が切れ、一瞬にして高原の風景が現れました。

先日はまっ白だった美ヶ原高原。

この時期の霜や雪は日が昇るとともに融けてしまうので、草原にもう白い物はありません。

草の紅葉が朝日に照らされて、渋めの黄金色に輝いていました。

少しだけ季節が戻ったようにも感じます。

この風景も長続きはせず、あっという間に雲間に消えてしまうのでした。

 

今日の風景はこれ一枚です。

日中のほとんどは雲の中で、景色を見通すことはできませんでした。

時折、雲の切れ間から草原や南側の三城牧場が姿を現しては、あっという間に消えてゆきました。

 

夕方、少しでもチャンスがあれば木星や、土星をご覧にれようとドブソニアンを持ち出して外で待機しましたが、

今日はその姿を捉えることはできませんでした。今夜の星空観察会までに雲が切れるといいのですが。

 


 

【美ヶ原へお越しになるお客様へ】

この時期、寒くなると美ヶ原には頻繁に霜が降りたり、薄雪が降ったりします。

凍っているうちはよいのですが、融けた後の地面は雨の後のようにぬかるんでいます。

朝の王ヶ鼻展望ツアーや日中の散策、お天気がいい日でも散策路はグチャグチャ。

お靴はもれなく泥だらけになります。

可能であれば、散策用の靴とお帰り用の靴、2足をご用意いただくと便利です。

 

【お蔵だし】

10月24日の朝、霜の降りた草原でマクロ探検隊しました。

 

10月24日 6:13AM 霜の華。
向こうに見えるのは、ホテルの反射望遠鏡ドーム、その上に太陽を乗せて。

 

10月24日 6:14AM 草霜。

 

10月24日 6:19AM 氷龍の鱗。

 

10月24日 6:21AM アイスマッシュルームの子ども。

 

~本日の担当は関川でした~

投稿日:

気温  朝:2.3℃  昼:4.5℃  夜:2.5℃

先週ほどの極端な冷え込みはありませんが、本日も低い気温が続きます。

とはいえ、これは例年並み。

王ヶ頭周辺にはカラマツを除けば紅葉する木があまりありませんので、秋を感じにくく、

一気に気温が下がった今年は、秋があったのかなかったのか ? 気がついたら初冬になってしまった印象です。

昨日の夕方から降り始めた雨は夜には雪に変わっておりました。

ホテル周辺の木々にも確実に雪が付き、従業員も明日の路面状況が心配でそわそわいたします。

幸い ! ? 深夜には雪から雨に変わり、この雨は午前5時くらいまで降り続きました。

 

~今朝の美ヶ原~

 

夜明け前の王ヶ頭周辺は、360°厚い雲に包まれていましたが、時折雲から抜けると、それは雲海に変わります。

6時過ぎ頃からは空の雲が晴れて、日の出は遅れて6時19分頃に見ることが出来ました。

 

雪原の向こうに朝日が昇ります。周囲には昨夜降った雪が残り、一面に雪原が広がります。
写真 : 朝カフェ担当、石井さん

 

6:19AM 広大な雪原を入れて。

 

6:24AM ホテル前のベンチにもしっかり雪が残っていました。
ベンチの周りは既に融け始め、シャーベット状になっています。歩くとシャリシャリいって楽しいです。

 

6:32AM 美ヶ原台上の向こうに雲海、そして八ヶ岳。

 

ブログの小さな写真では木々や雪面の繊細なディティールが伝えられなくて残念です。

 

~雪の様子をクローズアップ~

 

ホテル前の草原はこんな感じです。牛さん達は良いタイミングで下山し終えたものです。

 

ホテル前の木の枝の雪。
太陽の日射しがあたると見る見るとけてゆきます。

 

6:38AM 改めて雪原を撮影。

日の出からずいぶん経ちますが太陽はまだこの辺りにいます。
日に日に、日の出が遅くなっていますが、変わっているのは時間だけではありません。

冬の太陽は高度が低く、日の出後の太陽も昇るのがゆっくりに感じます。
ひょっとしたら横に動いているんじゃないかと思ってしまいます。

4日後の10月30日には、王ヶ頭で迎える日の出もついに6時台になります。
お寝坊と日の出の両立は冬の特権です。

でも、皆さん、その分早起きしたらきれいな星空がみられますからね。

 

~本日の担当は関川でした~

 

投稿日:

本日の気温  朝:2.5℃  昼:3.4℃  夜:2.2℃

美ヶ原は標高2,000mの山頂にありますので、天候の変化が急激に訪れます。

時にはよい方に転びますが、当然その逆もございます。

昨夜は夕方から星空観察会の行われる20:45頃にかけてうまく雲から抜けました。

ちょうどその頃は上空に夏の大三角形、月の昇った東の空には秋の四辺形(ペガスス座)、南の空には木星と土星。

月明かりがあるため2等星より暗い星は見えにくいですが、星座が分かりやすかったりします。

(昨夜のご案内はドライバーの丸山さんでした)

その後、再び雲の中。

夜中は風の音も凄く、天気予報を調べても今朝に向けて良くなりそうにありませんでしたので、

今朝は朝活なし。

ところが、天気はよい方に転び、朝焼けと日の出もご覧になれたそうです。

 

~今朝の美ヶ原~

 

 

「おはようございます ! 今朝の気温2.3℃。」

「明け方、ホテル周辺の上空のみ雲が抜けており、月と星が見えています。
奥秩父〜北信までの稜線付近の雲が抜けており、朝焼けが真っ赤に染まって綺麗でした。
日の出、6時過ぎにでました ! 」

「高雲りの雲はありますが、山並みも見えています。」

以上、朝カフェのレポートより、

写真・情報 : 今朝の担当のなつきさんです。

 

~今日の様子~

その後は曇りがちな一日でした。

 

7:45AM ホテル前から高原と東の山々、八ヶ岳。

 

気温は終日氷点下にはならず、低いながらに安定しておりました。

雲から抜けているときは、高原全体が見渡せたりします。

喜んで出かけると、やがて下から雲海が湧き上がり、そのまま美ヶ原を包んでしまいます。

すると、冷たいスチームミストのような雨が降り出し、知らぬ間にびしょ濡れ。

 

そんな美ヶ原の散策には、防水透湿性の高い素材のレインウエアが一番便利です。

歩いていると汗をかきますので、状態に合わせてインナーを脱ぎ着すると快適に過ごせます。

 


 

【お蔵だし】

先日、10月18日、美ヶ原に初樹氷が付いた時の写真を掲載いたします。

 

10月18日 5:52AM、日の出前の高原。草にはびっしり霜が付いています。

 

5:58AM 日の出の瞬間、黄金色に輝く草原。
思った以上にしっかり霜が付いています。これはもはや霧氷ですね。

 

豪華な霧氷、通称「エビの尻尾」がびっしり付いて氷柱と化しています。

 

 


 

【星空情報】

「星を探そう ! ! 」

インフォメーションボードに掲示している、今週美ヶ原で観察するのにおすすめの星空情報です。
惑星が中心ですので、皆さんのおうちからでもご覧になれると思います。

~本日の担当は関川でした~

 

 

 

投稿日:

本日の気温  朝:-1.9℃  昼:6.3℃  夜:2.4℃

10月20日から続いた急激な冷え込みも少し手加減をしてくれそう。

今日の夜明け前の気温は-2.5℃でしたが、日中は6.3℃まで上がり (それでも低いですが)

ブログを書いている現在 (18:45) でもプラスの2.4℃です。 (すでに世間の感覚とはおかしくなっています)

週間予報では週末までは昨日までのような極冷えはなさそうです。

 

~夜明け前の美ヶ原~

 

昨日は、日中は天気が良かったものの星空観察会のイベントが行われる20:45には雲が出てしまい、

残念ながら屋内でシミュレーションソフトを使った星空体験になってしまいました。

そのせいもあってか、天候が回復した今朝は、4時頃から外に出て星空をご覧になっているお客様がいらっしゃいました。

そして、今朝は今月2回目のISS、国際宇宙ステーションが上空を通過する日。

4:44AM、先日の21日より45分も早めの時間ですが、十数名のお客様がテラスでご覧になりました。

ISSを見送った頃、ちょうど朝カフェがオープン致しました。

朝の星空案内を少しさせて頂いたのですが、今朝は小学生くらいのお子様もいらっしゃいましたので、

北天の空、北斗七星やカシオペア座、北極星の見つけ方など。

北極星を中心に星が回っているお話をしたところで、皆さんがお越しになる前に撮影しておいた写真をお見せしました。

 

4:15AMから15分間の軌跡。いつもの構図です。

 

今朝は雲も無く、空がすっきり晴れていましたので、カノープスや水星もしっかり見られました。

 

4:58AM 朝焼けの東の空に水星。
明日が西方最大離角ですから、水星にしてはずいぶん高い位置にあります。
とても観察しやすかったです。

 

水星は今後、11月にかけて三日月との接近やおとめ座のスピカとの共演が控えております。
しばらくは目が離せませんね。

 

~今朝の日の出とモルゲンロート~

 

今朝の朝焼けはとても鮮やかできれいでした。

 

5:38AM 朝焼けの富士山。
富士山の上空を次々に雲が流れてゆきます。かなり風が強そうです。
ちょうど雲が切れたところで撮影いたしました。

 

5:52AM 本日の日の出の瞬間です。
昨日は日中も樹氷が融けないほどの冷え込みでしたから、今朝は草原にびっしり霜が付いていました。

 

Frozen Land

 

日の出をサクッと撮影してから素早くカメラを撤収し、何組かのお客様の記念写真をお撮りいたしました。
最近の携帯電話は、太陽を背にした逆光でも顔が暗くならないのでビックリするほどきれいに撮れます。

 

その後、北側に移動。

 

6:00AM 今朝の北アルプスのモルゲンロートもとてもきれいです。

 

今日も王ヶ鼻展望ツアーは最高の景色がご覧いただけることでしょう。
今度時間のあるときは、久しぶりに同行取材をしてみたいと思います。

 

~本日の担当は関川でした~

投稿日:

気温 朝:-1.1℃ 昼:1℃ 夜:-1.5℃

昨夜の雪で高原は雪化粧、積雪はほんの僅かの薄化粧です。

木々には雪が吹き付けて厚い霧氷のようです。

日中は晴れましたが殆ど気温が上がらず木々は白いまま夕方を迎え、気温は氷点下まで下がってきました。

明朝の景色が楽しみです。

 

 

投稿日:

本日の気温  朝:-0.2℃  昼:3.6℃  夜:0.8℃

昨日同様肌寒い一日になりました。

真冬は終日氷点下とうこともありますので、+3.6℃と聞いたら「今日暖かいよねー」という会話になるのですが、

段々寒くなってゆく秋のこの時期は、身体が慣れていないこともあり寒さが堪えます。

天気予報では、今朝は曇りから雨(もしくは雪)の予報でしたので、早朝の星空には期待していなかったのですが、

午前4時には月明かりのため満天の星空とはいかないものの、オリオン座もしっかり見えていました。

日中は時々雨が降り、午後気温が下がってくると雪交じりの雨になりました。

ブログを書いている現在は雪が舞っています。(19:00/気温0.8℃)

幸い路面の雪は融けています。

 

~夜明け前の星空~

昨夜から今朝にかけては、オリオン座流星群の活動極大時間でした。
オリオン座流星群は、それほど大規模な流星群ではありませんし、今朝は月が明るいため条件は良くありません。

それでも、ひょっとしたら映り込むかもと思い、何回か連続でコンポジット撮影を試みました。

 

南側、4:30AMから10分間の星の軌跡。
結果は残念。この写真に写っているのは人工衛星の軌跡です。

肉眼では東側や天頂方向で流れ星を2度ほど観察できたのですが、写し止めるのは難しいものです。

 

5:05AM 東の空、やや南寄りの低い所に水星が見えました。

水星は太陽系で太陽に一番近い惑星のため、見かけの位置が太陽から大きく離れることはありません。
そのため観察の機会が少ないのですが、今月25日に西に一番離れた所に位置します。

しばらくの間は見頃が続きますので、早起きしたら日の出前に太陽の出てくる方角をご覧下さい。

 

~残月と牛と高原に広がる雲~

 

今朝は東側に大きな雲が広がり、どう見ても日の出が遅れそうです。
星空の後、しばらく休憩してから「美ヶ原高原」の看板のあたりまで足を運びました。

 

5:51AM 振り返るとホテルの向こうにお月様が。
ホテルの屋上には沢山のお客様が日の出を心待ちにして集まっています。

 

5:54AM 北東方面に広がる雲海。頭だけ見えているのは根子岳、四阿山。

 

6:08AM すぐ横を残りわずかになった牛さん達が、一頭一頭挨拶しながら通り過ぎてゆきました。
とても律儀な牛さんです。山を下りても元気で頑張って下さい。

高原には薄いベールのような雲が広がってきました。
最高にフォトジェニックな瞬間です。

 

6:25AM 雲の上から太陽が顔を出したのは、お客様が「朝の展望ツアー」に出かける頃。
雲海がさらに広がりましたが、美しの塔は出ているという絶妙なタイミング。

振り返ると、
冠雪した北アルプスから白馬連山に朝陽が当たり、眩しいくらい輝いていました。
両方は撮れないものです。

 

6:36AM 移動して撮影した北アルプスと十六夜 (いざよい) 有明の月。

今日、展望ツアーで王ヶ鼻に出かけた皆さんは、さぞかし素晴らしい景色に出会ったことでしょう。

 

~本日の担当は関川でした~

 

 

 

 

 

 

投稿日:

今日の気温  朝:-1.7℃  昼:3.8℃  夜:0.0℃(18:30現在)

朝の気温が氷点下になり、いよいよ寒くなってきました。

今朝は午前5時27分からホテル上空をISS、国際宇宙ステーションが通過してゆきました。

ちょうど日の出前の一時、沢山のお客様と一緒に観察できて楽しい一時を過ごすことが出来ました。

日中は気温があまり上がりませんでした。

青空は見えていたのですが、高原の上を通過してゆく雲はくすんだグレーの冬の雲。

この雲が発達すると雪を降らせます。

夕陽の沈む時間が少しずつ早くなっています。今日、お客様にご案内しているのは16:52。

チェックインを済ませたお客様はこぞって王ヶ頭山頂へお出かけになりましたが、

あいにくこの時間に雲が沸き立ち、さっきまで見えていた北アルプスの稜線を消してしまいました。

17:40にはすっかり暗くなりました。

明日にかけて下り坂の予報でしたので、今夜の星空観察会の時点では星が見えているか分かりません。

そこで、玄関横、展望テラス脇にドブソニアン望遠鏡を出し、雲の切れ間から顔を出す木星を観察いたしました。

ちょうどウェルカムドリンクタイムに、日の出カフェで寛がれているお客様十数名様にご覧頂くことが出来ました。

ドブソニアン望遠鏡は大型ですが、可動式で玄関からすぐに出動して観察が行えます。

イベントの時間に限らず、条件が整えば沢山の方に木星や土星、お月様をご覧頂きたいと思います。

 

~夜明け前の美ヶ原~

午前三時、満月の月明かりが明るくヘッドランプを使用することなく、王ヶ頭山頂に向かうことが出来ました。

気温は-2℃。空気が澄んでいて松本の夜景がクッキリ見えます。

 

3:20AM 西の空、満月と星の軌跡。
松本市の上空には低い雲が横たわっています。遠くの北アルプスの稜線も一部雲が掛かっていました。

月がこれだけ明るいとカメラの露光感度は昼並みです。
この写真は、ISO400 F2.8 5秒間x180枚 15分間のコンポジトです。

 

~今朝の夜明けと日の出~

ISSの通過を観察し終えた頃、東から南にかけて朝焼けが広がっていました。
今週は間もなく25日に西方最大離角を迎える水星が、太陽に先駆けて昇ってきます。

 

5:45AM 朝焼けの富士山。
富士山にも雪が乗り、より富士山らしい姿で朝焼けに映えています。
棚引く雲のグラデーションがとてもきれいでした。

 

5:46AM 朝焼けに映える南アルプス。
手前の山の向こう側には雲海が広がっています。

 

太陽が出てくる東の稜線には、高さはないのですが厚い雲の層がありました。

 

5:49AM 一度目の日の出。雲のすき間からわずかに見えました。

 

5:57AM 二度目の日の出。
厚い雲の層の上空にある雲が日の出に先駆けて黄金色に輝き出しました。
日の出の瞬間。濃厚な色彩を伝えやすくするために、露出はやや暗めにしています。

 


 

【余談】

今朝はあまりにも寒かったので、一度外に出た後支度をし直しに部屋に戻りました。
今朝の装備は、長袖のメリノウール、中厚手のフリース、裏起毛のシェル。
下はヒートテック薄手タイツの上にソフトシェルのパンツ。
ニットの帽子、さらに電熱線入インナー手袋を1枚で使用。
これで氷点下の美ヶ原を快適に2時間半過ごせました。

ご参考にどうぞ。

~本日の担当は関川でした~

 

 

 

 

 

 

投稿日:

今日の気温  朝:0.4℃  昼:2.5℃  夜:0.3℃

~美ヶ原、初雪が降りました~

このところ午後になると雲が多くなってくることが多く、昨日も夕方は雨が降り始めました。

しかしながら、ちょうど夜のイベント「星空観察会」が行われる20:45前には雲から抜け出し、

ホテルの外でドブソニアン望遠鏡を出して観察会ができました。(昨夜のご案内はドライバーの丸岡さんです)

その後再び雲に突入。

今朝は空の様子が良ければ星空案内しようと思い、3:00AMに目覚ましをかけておいたのですが、

この時間はすっかり雲に包まれておりました。

~実はこの時、美ヶ原では初雪が降っていたのです~

日の出の時間が近づき、辺りが明るくなると美ヶ原の草原や木々には薄らと雪がつもっておりました。

 

本当に薄らとです。数ミリでしょうか。とてもデリケートな雪です。

 

やがて6時前、雲間から太陽が顔を出しました。

5:54AM なんてポエミーな日の出なんでしょう。
辺りの雲はとても薄いベールようで、朝焼けの色に染まりふんわり広がっていました。

 

同じ時、雪の付いた前景を入れて。

 

ー ー ー

 

6:30AM 辺りの雲がすっかり晴れました。
逆光の日射しに草原の雪が輝きます。

 

 

 

薄らとついた雪も広大な美ヶ原を覆うと、こんなにも美しい光景になるのです。

 

その頃、日の出テラスでは….

外に設置したお席には、雪のテーブルクロスと雪の座布団です。
オンザロックとか置いたら似合いそうですが、お尻が冷たそうです。

 

この時期の雪は、暖かい太陽の日射しを受けて、見る見るうちに融けてしまいます。
早朝だけの瞬間芸術とでもいいましょうか。

融けてゆくときは、最初に草原が融け、木々に付いた雪が最後に残ります。
これは地温のせいですね。

 

~道路は大丈夫 ? ! ~

初雪の便りを聞くと、車でお越しのお客様はお帰りの道路状況が気がかりです。
これくらいの雪であれば、お帰りの頃には道路の雪はすっかり融けてしまいますのでご安心下さい。

とはいえ、次の休みには自家用のタイヤをスタッドレスに履き替えようと思います。

 


 

【星空情報】

 

明日の朝は星空も綺麗に観られそうです。楽しみですね。

美ヶ原に来られない皆様も、少し早起きして空を行くISSを眺めてみてはいかがでしょうか?

 

~本日の担当は関川でした~