時折雲に包まれながらも、穏やかな一日でした。
気温 ~ 朝 : 16.0℃ 昼 : 19.0℃ 夕 : 18.8℃
今日の美ヶ原は雲が多めながら穏やかな晴れの一日でした。
昨日より少し気温が上がりましたが、それでも最高気温は20℃未満、高原に吹く風が涼しく心地よい一日でした。
山本小屋に荷物を預けて徒歩で到着されるお客様も多く、皆さん街の猛暑を離れて、高原の散策を楽しんでいらっしゃいました。
未明の美ケ原、ホテルの周囲に広がる雲海と有明の満月。
写真は今朝の日の出カフェ担当のハーさんが撮影したものです。
日の出の頃の様子
4時30分、太陽が昇る方向には雲海が広がり、朝焼けの中に浅間山の噴煙が棚引いていました。
4時39分、高原を包んでいた雲海が移動し、束の間でしたが美しの塔が見えてきました。
遠くにもずっと雲海が広がっています。
4時46分、通り過ぎる雲の合間から見えた、高原美術館のある牛伏山。
4時55分、上空の茜雲。
4時49分、まもなく日の出を迎える頃、南側の谷から雲が湧きあがり、高原を包み始めました。
5時00分、その後厚くなった雲は高原を包み、勢いそのままに太陽の昇る浅間山方面一体も包んでしまいました。
残念ながら日の出は見られず。
その後雲の上中から太陽が現れたのは、ずいぶん高度が高くなってからの事でした。
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《 今日の美ケ原 + プラス 》
昨日終了いたしました今シーズンのお花の自然教室。
昨日は今年のお花の振り返りとして、5月に撮影したお花を掲載してみました。
今日は続けて6月のお花と思いましたが、今朝、お花畑周遊コースを一周してきましたので、その時の写真を掲載いたします。
~ 秋のお花と草原編 ~
北口前のお花畑に咲いていたメマツヨイグサ。
同じ畑のワレモコウ。漢字では吾亦紅と書きます。
アキノキリンソウの黄色は、お花の少なくなった秋の畑の中でひときわ目立ちますね。
これは夏の花 ! 売店前の花壇の中に遅れて咲いたコオニユリを見つけました。
今頃一等地に咲いたら誰もが注目しますね。
こちらはホテル北口の花壇に咲くトリカブト。
私的には夏のお花のですが、美ヶ原はずいぶん遅く秋口に開花します。
王ヶ鼻へ続く車道沿い、一番美しいお花畑では今ヤマハハコが満開です。
草原の主要メンバーは、ずっと活躍し続けているハクサンフウロとアキノキリンソウ、ヤマハハコです。
ハクサンフウロ、散る。
散ったハクサンフウロの花びらが、所々で朝露に濡れていました。
秋のお花代表格のウメバチソウ。今、たくさん咲いています。
今朝の朝露写真はヤマハハコの葉の先についた水玉です。
秋の草原で探すのが楽しみなオヤマリンドウです。
開花前の凛々しい姿。朝露が付いてしっとりと魅力的です。
こちらもオヤマリンドウ。朝日を浴びて輝く姿。
こちらはクサボタンの散った後。モフり始めの様子です。
クサボタンはお花も可愛いのですが、お花の後に出てくる綿毛がまた楽しみなのです。
ゴツいデザインのハナイカリ。これでもリンドウの仲間だというのが不思議です。
山頂で見慣れないお花を見つけました。
薗田さんに尋ねたところ、タチコゴメグサだと教えてもらいました。
春先に里山で見かけるヒメオドリコソウとちょっと似ていたので、秋には異質な感じがしました。
秋の草原は夏のような賑やかさはありませんが、夏とは違う落ち着いた魅力があります。
観察に出かけるのは朝が一番おすすめです。
~ 宿泊部 関川 ~