気温 朝:14.7℃ 昼:18.5℃ 夜:14.1℃
天候はゆっくり回復傾向。
今日も朝はすっぽり雲の中でしたが、昼頃には雲から抜け、
遠くにいる牛の姿も分かるほど草原もクリアに見えました。
最高気温は昨日より上がって18.5℃。
3℃ほど高いだけですが、若干シャツにまとわりつく湿度を感じました。
午後はまた雲の中。
なかなかスッキリ晴れてくれないものですね。
~朝露自然教室が始まりました~
本日よりスタートした「朝露自然教室」に参加して取材してまいりました。
今年のスケジュールは、6:15AMホテル玄関を出発して約1時間の自然観察と散策を楽しみます。
コースはホテル前の花壇~王ヶ頭山頂~登山道下り~バス道の合流点~アルプス展望コース~ホテル下から登り~王ヶ頭山頂までです。
このコースは私たちの保護活動も有り、美ヶ原で一番お花の種類や数が多い、まさにお花畑一週コース。
ホテルのスタッフが同行し、咲いているお花や美ヶ原の自然、周囲の山々の名前などご紹介してまいります。
6:15AM ホテル玄関前に集合。今日は30名のお客様が参加されました。
「朝露自然教室」でメインの講師を務めるのは三浦支配人です。
支配人は「今日の美ヶ原」も長年に渡って担当し記事を更新していらっしゃいます。
お花はもちろん美ヶ原の自然や歴史に精通しており、まさに私たちの先生です。
ご紹介して頂いたお花の中からいくつか。
アカテンオトギリソウとウスユキソウ(エーデルワイス)
アカテンオトギリはここで発見されたお花で、王ヶ頭山頂の一カ所でしか見ることが出来ない貴重なお花です。
グンバイヅル。可愛らしい紫のお花が沢山咲いていました。
今一番沢山咲いているお花は、
・ウスユキソウ(エーデルワイス/これから満開を迎える)
・ハクサンフウロ(これから満開)
・オオヤマフスマ(今がピーク)
・キバナノヤマオダマキ(これから満開)
まだまだ花の季節は始まったばかりです。
王ヶ頭山頂から下る登山道は瓦状の石が積み重なるガレ場。
転ばないように注意が必要です。
道中所々で止まっては、皆が集まったところで三浦先生の講義があります。
生き生きと語る三浦支配人。美ヶ原と自然への愛が溢れていました。
電気柵の前でお話。
かつて美ヶ原は「花の絨毯」と言われたほど沢山の山野草が生え、花が咲き誇っていたそうです。
減少してしまった主な原因は、鹿が増えたことによる食害とクマザサの繁殖拡大。
そのほかに、温暖化による植生の変化や外来植物の増加があるそうです。
「私も時々見たことの無いお花があるんです。」と三浦先生。
ホテルでは以前のお花の絨毯を取り戻すべく、
電気柵で囲ったエリアやクマザサを刈ったエリア、またその両方を行ったエリアを整備し、
何もしていない所とどれだけ違うのかを検証しています。
朝露の残るタケネバラ。もうすぐ花期が終わりそうです。
~朝露自然教室のおすすめ装備~
・上下とも撥水加工のきいたアウトドアウエア
霧が巻くことも多く濡れがちです。(レインウエアの上下も可)
・くるぶし丈以上のトレッキング靴
ガレ場歩くのでスニーカーより断然安心です。
足元も朝露でけっこう濡れます。防水のものが良い。
・トレッキンググローブ
意外と手が冷たいです。転倒時のケガ防止や物につかまるのにも安心。軍手も代用可。
・ノートと筆記用具
初めて聞くお花の名前や面白いエピソードが次々に出てきます!
絶対覚えきれませんからメモが欲しいです。
・大きなカメラよりは携帯電話のカメラ
大きなカメラは転倒したときのリスクが高いですし、
皆さん一緒に行動しますからゆっくり撮影はできません。
※お花は写真で撮って、先生のお話は素早く動画に切り替えて録音もするのがベストです。
※じっくり写真を撮りたい方は、後で復習にまいりましょう!
「美ヶ原では2週間もするとまた違うお花が咲いています。」
「お花が一番多いのは、8月中旬から下旬にかけて」
朝露自然教室は、お花が少なくなるまで雨天以外は開催いたします。
皆さん、きっと時期を変えて何度も参加したくなりますよ。
~本日の担当は関川でした~