秋の足踏み。すこしだけ夏に後戻りした一日。
気温~朝:16.1℃ 昼:20.8℃ 夕:19.3℃
昨夜から曇ってしまった美ヶ原は、今朝になってもずっと濃い雲の中。
外は霧状の細かい雨が風に乗って吹いていました。
風はやや南寄りで暖かく、最近にしては暖かめの朝でした。
日の出の時間が少しずつ遅くなってきたこともあり、ご宿泊のお客様は早起きしやすくなってきました。
今朝は日の出は見られなかったですが、沢山のお客様がカフェに集まり、朝のひとときを珈琲と一緒に楽しんでいらっしゃいました。
美ヶ原にもススキが伸びて、秋の風情が増してきました。
今月は29日が中秋の名月。ちょうど満月の日です。
中野さんが生けてくれる玄関のお花も、コスモスとススキで秋の雰囲気。
ほおずきが実りを感じさせてくれていいですね。
高原が雲から抜けたのは、8時を過ぎてからでした。
8時16分、ホテル南側から次第に周囲の山々が見えてきました。今朝のお風呂は雲海風呂です。
上空の雲の中に太陽が輝いていました。
8時19分、雲が抜けてゆく美ヶ原台、遠くに八ヶ岳も見えてきました。
アップにして見ると、
こんな感じです。
8時20分、遠くに富士山も見えています。
写真では分かりにくいですが、富士山の山頂には笠雲があるようで、真っ白な雪のようにも見えました。
8時21分、高原の雲も次々に抜けてゆきます。
8時27分、すっかり雲間から抜け出した美ヶ原。
消えた雲が昇っていった訳ではありませんが、上空には反対に真っ白な雲が広がっていました。
ここまでおよそ10分間。
雲が抜けてゆく時に目まぐるしく変る美ヶ原劇場は終了です。
何もなかったかのように穏やかなお昼時。
11時48分、今朝の劇的な雲の世界からの脱出に比べると、拍子抜けするほど平和な光景が広がっていました。
同じ時の高原側です。歩いているお客様も少ないですね。
振り返って、ホテルを見てみると、
振り向きざまの左と右。
11時52分、こちらは王ヶ頭山頂から西側の王ヶ鼻方面です。
山頂から眼下に広がるアルプス展望コースと、その向こうの三城牧場。
ホテルに戻ってくると、北口の脇にトリカブトが満開でした。
~ 宿泊部 関川 ~