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気温 ~ 17.6℃  昼 : 19.5℃  夕 : 18.9℃

このところ雨の少ない美ヶ原ですが、毎日のように青空が見られるものの、青空が出ている時間も短いのが残念なところです。

今朝もこのところの例に漏れず、昨夜から広がっていた雲の名残で日の出まで薄い雲に包まれていました。

東の空に大きな積雲があったため、太陽が出たのは日の出の予定時間を45分ほど遅れた6時前になってから。

その後しばらくの天気は最高で、抜けるような青い空と立体のある夏の雲に、少し秋色に変りつつある草原。

そして野には秋の花々。

でもそんな幸せな時間は長続きせず、お昼頃には周囲を雲が取り巻き、空の上からはゴロゴロと雷が鳴り始める始末。

それでも高原の風は涼しく、多くのお客様が展望テラスで気持ち良さそうに過ごしていらっしゃいました。

 

日の出の後、今日一番美しかった風景。

 

6時37分、少し小麦色に変った草原の色に秋の訪れを感じます。

 

どこまでも透明な空が広がり、立体感のある夏雲がアクセントを添えます。

 

大地の起伏が連なる高原の向こうには雲の海。

 

北側の広場に下りてみました。

 

北側にも雲海が広がっており、遠くの山々もすっかり飲み込まれていて見えないほどです。

手前には黄色いマルバタケブキの群落があります。

 

マルバタケブキの群落と遠くに広がる雲海。

この花は群落を上手く風景の中に取り入れて撮るのが美しいと思います。

 

そんな流れで山頂より、ヤマハハコの群落と周囲の山々、そして雲海。

朝日を浴びて、花たちが生き生きとして見えます。

 

この後、お花畑の花々がどうなっているか、パトロールに出かけました。

 

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《 今日の美ケ原 + プラス 》

 

8月23日、朝のお散歩とお花のパトロール Part 1

 

沢山咲いていたマツムシソウは、花びらが落ちてしまったものが半数。

寂しくなりましたが、今朝はまだまだ目を楽しませるのに十分な数がありました。

 

マツムシソウの代役には荷が重いですが、今草原の中で真っ白に輝いて目を引くのはウメバチソウ ( 梅鉢草 ) です。

 

ウメバチソウはその名の通り花の形が梅の花を思わせることが名前の由来です。

梅鉢の紋に似ているのが由来という説もありますので、紋様っぽく真上から撮ってみました。

背景の葉っぱは引き立て役で、ウメバチソウの葉ではありません。

ウメバチソウの葉はハート型で可愛いので、 ( 写っていませんが ) 花だけでなく葉にも注目して見てください。

 

ヤマハハコの中には草丈が異様に低いものもありますが、こちらにもお花がぎっしり付いています。

これから背が伸びるのでしょうか ?

 

この虫さんは誰のお子さんか分かりますでしょうか?

実はこの子は、度々写真を撮らせていただいておりますキアゲハの幼虫です。

お母さんにも負けないカラフルさはさすがです。

お花はイブキボウフウですが、セリ科のウドなどがキアゲハの幼虫の食草になります。

ちょうど今が育ち盛り。高原でも沢山見ることが出来ます。

沢山食べて、サナギになって美ヶ原の寒い冬を乗り越え、来年美しいアゲハチョウになるのです。

 

※Part 2は明日掲載予定です。

 

~ 宿泊部 関川 ~