しっかり冷え込んだ11月らしい一日でした。
気温 ~ 朝 : – 1.5℃ 昼 : + 1.9℃ 夕 : – 0.3℃
昨日に増して冷え込んだ今朝の気温は – 1.5℃。
– 5℃まで下がると心して臨んだ防寒装備と、風が穏やかだったこともあり、意外と暖かく日の出を迎えることができました。
昨日より寒いはずなのに今朝は霜は降りておらず、樹氷もなし。自然というのは不思議なものですね。
朝焼けは綺麗で、富士山をはじめ周りの名だたる山々は、秋ならではの美しさを見せてくれました。
日出の頃の様子
5時37分、朝焼けをバックに噴煙を上げる浅間山、麓の方には雲海が広がって見えました。
5時57分、日の出の時間が近づき、雲一つなく晴れた空には光芒が広がっていました。
大地に霜は降りていません。
6時00分、富士山の周辺の朝焼けがピークに達しました。空の雲も焼けて綺麗です。
同じ時に撮影した南アルプス。こちらも朝焼けをバックに凛々しくそびえていました。
日増しに遅くなる日の出が見えたのは、6時14分のことでした。
ちょうど太陽が昇るあたりに雲があり、ブラインド越しに見ているような日の出です。
6時15分、次第に強くなる太陽の光が、冷たい大地を照らします。
やかてこの草原が雪原に変わります。
6時17分、しっかり冠雪した槍ヶ岳、北アルプスの山々がモルゲンロートに染まりました。
麓は雲の中です。松本市や安曇野からこの雄姿は見えているのでしょうか ?
6時19分、白馬方面の山々はさらに雪がしっかり乗っています。
美ヶ原スカイライン沿い、焼山から向こうには雲が棚引き、幽玄な美しさを見せていました。
6時20分、北側の広場から、手前の樹氷を入れて浅間山方面の写真です。
個の樹氷は今朝できたものではなく、昨日一日中溶けずに残ったもののようです。
6時25分、ホテル前のテラスに戻って、高原全体の様子。
逆光でレンズのゴーストがきついですが、冬の時期はアルプス展望コースを入れて撮るのもいいですね。
穏やかなお昼時~雲が増えてきた午後。
青空が広がり日射しのあった日中は+1.9℃。
しっかり防寒対策していれば、お昼過ぎまでは快適に散策することができました。
お昼過ぎの13時04分、写真では穏やかそうに見えますが、少しづつ雲が増え、風も強くなってきました。
吹きっさらしの風と戦いながら、みんなで見た夕日。
午後になるとさらに雲が増え、冷たい北風が強くなってきました。
なんとか夕日は見ることができたのですが、強風の吹く山頂では、皆さん頬に吹き付ける風に耐えて夕景を楽しみました。
16時35分、暗い雲が上から圧をかけてきましたが、夕日の沈んでゆく稜線は無事の様です。
もう少しで雲の下に出ます。夕日を待つ皆さん。
16時39分、夕日が雲の下に出ると辺りがオレンジ色の光に包まれました。
南側の谷のカラマツ林が、写真は撮れませんでしたがさらに赤く染まり綺麗でした。
16時43分、さよなら太陽さん、また明日。
ため息をつく美しさと、現実に連れ戻す強風の夕暮れ。
~ 宿泊部 関川 ~