美しい夜明け。今日は朝がすべてでした。
気温 ~ 朝 : – 2.0℃ 昼 : – 1.6℃ 夕 : – 1.6℃
1月の終わりにしては気温が高い一日でした。
フロントスタッフが頑張って作っていた玄関の氷の壁は、建設序盤にしてなんと、融けて崩れてしまいました。( 心が折れてなければ再建されると思います。 )
今朝はもともと雲が多い予報でしたが、王ヶ頭の周囲を取り巻いていたのは空の雲でなく、なんと雲海 ! !
早起きしてよかったー。お客様も皆大喜びです。
雲海の上に昇る美しい朝日と、雲海に聳える北アルプスや周囲の山々。豪華な景色に 360 ° 囲まれた贅沢な朝でした。
しかしながら素晴しかったのはこの時まで。
皆さんが朝食を済ませる頃には、今度は空の雲が王ヶ頭を包んでしまいました。
あたりは真っ白。
そして、そのまま夕暮れを迎えるのでした。
美しかった今朝の王ヶ頭
6時43分、雪と静寂に包まれた高原の向こうに雲の海が広がって見えました。
朝焼けをバックに広がる雲の海。雲海は入り江まで押し寄せています。
6時46分、南側の名だたる山並みも見えてはいましたが、今朝は意地悪な雲が横たわり、富士山を隠していました。
南アルプスもこの通り。
ねこを飼っている方はなんとなく見覚えのあるこの景色。
ばれないようにテーブルの上のお魚を狙っているのですが、耳だけもう出てますよーの、アレです。
浅間山は突き抜けていました。雲海に浮かぶ姿はお美しい限りです。
ふと、雲海に目を向けると、鯨がジャンプしたのでしょう、大きな波しぶきが立っていました。
6時52分、希望の光。待ちに待った今日の日の出です。
2分後。雲海の上の昇る朝日、ご来光。こんな景色を元旦に見られたなら最高なんですけどね。
北側の広場にも行ってみましょう。
昨日の雨でグシャグシャになった雪がそのまま凍り、デコボコ、ザクザクの道で走れません ( ; _ ; )
6時57分、雲海に聳える北アルプス、槍ヶ岳。
さすがに日の出後5分も経ってしまうと、モルゲンロートの美しいピークは終わっていました。
でも十分美しいのですけれどね。幸か不幸かここに住んで毎日見ていると贅沢になってしまうのです。
5時59分、こちらは美ヶ原スカイライン、焼山、武石峰の向こうには雲海に聳える白馬方面の山々。
7時00分、朝日が当たって輝く手前の樹氷、黒い針葉樹の森、真っ白な雲海、そして浅間山。
撮り終えて再びホテルに戻ると、期待通りの景色が待っていました。
7時04分、昇る朝日が雲海と雪原を照らし出し、思わず息をのむ美しい光景が広がっていました。
不思議なことに、この時間のテラスには誰もいません。
北アルプスのモルゲンロートをご覧になった後には、忘れずにもう一度テラスに戻って見てくださいね。
~ 宿泊部 関川 ~