王ヶ頭ホテルの歴史
history of ougatou
昭和20年代 日本中で登山ブームが起き、美ヶ原高原にも多くの登山客が来るようになりました。
初代社長 「小澤多賀男」は美ヶ原高原の登山道起点(現在の桜清水茶屋)で石を掘る「石屋」を営んでいたが、度重なる遭難者が出たために美ヶ原高原頂上に避難小屋を造る事を決意。
桜清水茶屋がある標高1300m地点から頂上王ヶ頭(標高2034m)まで、人力で建築資材を「かつぎ上げ」昭和28年に「王ヶ頭ヒュッテ」(現在の王ヶ頭ホテル)を建築いたしました。
時代の変化とともに増改築を繰り返し平成11年(1999年)3代目社長が大改装をおこない「王ヶ頭ホテル」と改名いたしました。
1951年 昭和28年
四方を石で囲み、風雨に耐えました。
屋根と石囲いの間に雨水を貯めるタンクが見られます。
1951年 昭和28年
王ヶ頭ヒュッテ完成。
建築資材は全て人力で桜井水コテージにある標高1300m地点から、かつぎ上げて建設しました。
強風で飛ばされないように周りを石で囲いました。
頂上には国の無線施設しかありませんでした。
1955年 昭和30年
山小屋時代、電気は無く、ランプと天水に頼ってお客様が自分で食べる米、野菜を持って登ってきました。
1960年 昭和35年
昭和33年 NHK、SBCのテレビ塔が建設される。
その当時、資材運搬道路として、財産区、松電により駒越林道が開かれる。
1960年 昭和35年
道路が開き、少し増築して王ヶ頭ヒュッテから美ヶ原高原荘に改名。
1961年 昭和36年
烏帽子岩 今も変わらぬ風景、遠く彼方に御岳山を望む。
1961年 昭和36年
美ヶ原への玄関口は三城牧場でした。
そこから、皆、登山をして王ヶ頭、王が鼻の頂上に立ちました。
1963年 昭和38年
八方が見渡せる八角形の建物が出来、先代の自慢でした。
1965年 昭和40年
国の警察無線、NHK、SBCのテレビ塔のみがあった頃。
高原荘(当時の名前)は、ヒュッテ時代の小屋、八角型の建物の他に西館を増築しました。
1970年 昭和45年
八角の建物左側に鉄筋コンクリートの三階建を増築しました。
1973年 昭和48年
八角の建物を壊し、全館鉄筋コンクリートの変身。
1981年 昭和56年
ビーナスライン開通、見た目だけでも良くしようと大屋根をつける。
1999年 平成11年
大改装をして王ヶ頭ホテルと改名した。
2023年 令和5年
東館客室を大幅リニューアル。
2024年 令和6年
外壁工事の大幅リニューアル。