スノーシューで繰り出す“桁外れ”の大雪原
enjoy snowshoe
冬の美ヶ原の楽しみは、なんといってもスノーシューです。
600ha(東京ドーム約130個分の広さ)の雪原を歩き回って、日本百名山のうちの41座もの山々を眺めたり雄大な自然の景色を見渡せます。
「広濶な山上の草原が、果てしもないように続いている。さあ、どこでも勝手にお歩きなさい、といった風に続いている。」
随筆家、登山家などの肩書をもつ深田久弥が著書『日本百名山』のなかでこのようにつづってますが、白一色に塗られた冬季はいっそうの広がりを見せつけ、思いっきり歩き回りたい衝動に駆り立てられます。
スノーシューを履くと、ふかふかの雪上を沈まずに歩いたり斜面なども滑らずに歩くことができ、いままで体験したことのない開放感と景色、そして爽快な冬のアクティビティで大人気です。
当館では、スノーシュー・シューズ・ストックのレンタルをおこなっておりますので、防寒具だけお持ちいただければ大丈夫です。
美ヶ原(台上から王が鼻周辺)は、斜面が少なくまたきつくも無いため、初心者の方からベテランの方まで様々なルート計画をしてお楽しみいただけます。
初心者でも安心
初めてのお客様でも、スタッフが一緒に履き方と歩き方をご説明しながらお手伝いいたしますのでご安心ください。
スノーシューには左右があるので注意して、ベルトでしっかりと固定をしてください。少し歩いて締め直すと良いです。
冬山の日射しは強く気温の変化もありますので、サングラス・厚めの手袋(撥水・防滴)・調整用のインナーなどご準備ください。
また、リュックには水分補給のための飲み物、行動食(凍らない物*おにぎりなどはNG)、モバイルバッテリー、タオル、ヘッドランプなど準備をしておくと安心です。
さっそく歩いてみよう!
準備ができたら、さっそく歩いてみましょう。
スノーシューがぶつからないように少し足幅を広めにしかかとを引きずるようにし、前のめりにならないように気をつけて進むのがコツです。
玄関を出て正面に向かうと、美ヶ原のシンボル「美しの塔」に向かってなだらかな斜面が続きます。
右方向には八ヶ岳や富士山、左方向には浅間山などを眺めながら壮大な景色を楽しみながら雪原の中を歩み進むと、壮大な開放感に心弾みます。
夏の登山ルートを外れ牧場の中を進むと、いつもの景色とまた違った美しさと雄大な景色を望むことができます。
地平線まで続く雪面に、美しく波打つシュカブラ(風紋)を楽しんだり大の字に寝転がってみたり日常では体験できない風景と感動ががいっぱいです。
温かなの飲み物も持って行って、八ヶ岳や浅間山の景色を眺めながらひと休みの時は、とても心安らぐ一時となります。
特別な眺望を満喫!
王ヶ鼻方面を楽しむルートでは、槍ヶ岳や白馬岳など北アルプスに北信五岳、遠くに御岳山や南アルプスなどの雄大な景色を楽しみながらスノーシューをお楽しみいただけます。
少し足を伸ばして樹林帯に入ると、陽光を受けた霧氷がきらめいたりダイヤモンドダストが降り注いでくるような幻想的な景色と出会える事もあります。
青空を背景に、ダケカンバ、オオシラビソ、ウラジロモミ、ツガなどが霧氷を纏った姿はとても美しいです。
時間を調整して、モルゲンロートやビーナスベルトを眺めたりするのもおすすめです。
※ 早朝や夕刻は、必ず経験豊富なベテランの方と一緒に行動をし、ヘッドランプなどの装備もしっかりと計画をしてください。初心者の方のみでは危険です。
お持ち物
belongings
- 防寒・防水のウェア
- 防寒・防水のパンツ
- 防寒下着
- フリースなどの中間着
- スパッツ、タイツ
- マフラー・帽子
- 手袋(厚手、防水タイプ)
- サングラス・ゴーグル
- 日焼け止め
- 防寒性の靴(ハイカット)
- モバイルバッテリー
- 携行食
- 水筒、飲み物
ご案内
スマホは冷やさずフル充電
気温が低いとスマホのバッテリーはどんどん減ってしまいますので、冷やしたり濡らさないようにポケットなどに入れると良いです。
モバイルバッテリーも持参すると安心です。
温かな飲み物を準備
スノーシューなど行動中の給水はとても大切です。保温力の高いポットに温かな飲み物を準備していくと、ほっとひと息つけるだけでなく、体の中から温まることで低体温症の予防にもなります。
凍らない行動食の準備
冬季の氷点下では、おにぎりやパンなど水分の多い物は凍ってしまいます。凍らなくて高カロリーな大福やどら焼き、羊羹などはおすすめです。
サングラス
雪面の反射や紫外線から目を守るサングラスは必需品です。雪原の照り返しや紫外線で「雪目」になって目を痛めたり屋内に入ったときに見にくくなるなどするのを防いでくれます。
地図アプリ・地図ファイル
地図は、紙の物ですと風や降雪時などは見にくいので、紙の地図の他にPFDをスマートフォンに入れておいたり、もしもの時のために地図アプリのご準備もおすすめです。
携帯折り畳みマット
雪上に座って休む時に、敷ける折り畳みマットがあると濡れることを防いでくれて冷えかたもぜんぜん違います。
足下の準備はしっかりと
冬の足下は冷えますので、しっかりとご準備ください。靴の中に雪などが入ったりパンツの裾の汚れを防ぐゲイターやスパッツ、保温性の良いウールなどの厚手の靴下がおすすめです。